児童虐待の専門職が 心理学や統計学を語るブログ

心理学や、心理学研究における統計解析の話など

統計―ベイズ統計系

彼氏彼女を作るためにロジスティック回帰モデルを活用する方法(恋愛心理学と統計)

「どうやったら彼女(彼氏)ができるんだろう」 きっと世の中の誰しもが、恋人ができないことについて悩んだことがあるはずです。 私も例に漏れず、特に中学時代は異性のことしか頭になく、そのせいでか成績は常に最底辺を這いつくばるカス生徒でした。中学…

描画テスト(HTP)って正しい根拠あるの? ⇒検証してみた

描画テストって、なぜか日本では(●●県の児童相談所だけ?)よく使用されていますが、そもそもこれってちゃんとした検査なんでしょうか。 個人的に描画や「私の経験」でアセスメントする(ピーーー)県の児童相談所の先輩心理司の指導に吐くほど馴染めなかっ…

項目反応理論と段階反応モデル

項目反応理論(IRT)による分析のモデルの1つに段階反応モデルがあります。 段階反応モデルってなあに? 「はい」「いいえ」のような2値反応ではなく、「はい」「どちらでもない」「いいえ」のような3つ以上の順序尺度的な反応を求められる課題があると…

児童福祉司のつらさは数値化できるか!?福祉司はつらいよモデル

児童虐待対応の仕事、いわゆるケースワーカー(CW)の仕事は日々とても辛いものがあります。 でもどうして辛いんでしょうか。 仕事の内容の激しさももちろんありますが、その他のとてもシンプルな理由に、仕事の多さ、次々と終わらない担当の受理などがあり…

児童虐待対応の効果を統計的に見てみる-サインズ・オブ・セーフティ・アプローチの有効性検証

児童虐待のニュースが複数取り上げられています。 虐待親の人格、児童相談所の対応のまずさ、色々な指摘があります。その指摘についてのコメントはここでは控えますが、大切なのは児童虐待防止のために今以上に良い方法はないかを、具体的に示していくことだ…